みなさんこんにちは、とらです。
今回、すぃかさん主催の仲間大会「ポケモンSM最強実況者決定戦」と、りるたそさん主催のオフ会「第11回りるおふ!」に参加させていただきまして、そこで使用した構築の記事を書きたいと思います。
レートで最後まで運用してから公開することも考えましたが、もうこの構築は環境に刺さっていないと感じたため、このタイミングで公開させていただきます。
採用意図、立ち回り、使用感をメインに書いていきます。
(以下、常体)
特性:柔軟→肝っ玉
技:猫騙し 恩返し 飛び膝蹴り 身代わり
何気にメガでの採用記事はORAS以来、やっとのことでエースとして採用。ノーマル格闘+肝っ玉による技範囲は圧巻だった。
範囲を取るため猫膝恩返しまでは確定。残り一枠は守る持ち、主にガルドドランナットレイとの膝択をしたくなかったので身代わり。冷凍パンチがほしい場面も多々あったが、ガルドに強く出るには身代わりは必須だった。ステロを撒けていればバシャーモも守るに合わせて身代わり→膝で飛ばすことができる。
基本的に他の二匹で相手を全体的に削り、このポケモンの一貫をとっていく動きをしていく。
基本的に数値受けや威嚇持ちが出てくるので、選出がかなり読みやすかった。
基本的に火力が無いため、明確な物理受けが相手にいる場合は出さない方が賢い。どうしてもロップでなければ勝てないポケモンがいる場合、例えばガルクレセドランのような並びには選出し、積極的に釣り交換をして不利対面を作らないように動いていく。この辺りはミミロップ特有のものなので時間をかけて経験を積むしかない。
最強実況者決定戦では大事な場面で三度も膝を外した大戦犯の彼女だが、りるおふでは膝を二回ともきちんと当ててくれた。
ちなみにりるおふでミミロップを使用していたのは僕だけだった。少しは強さを見せられただろうか。
ジャローダ@ウイの実 臆病hbcds調整
特性:天の邪鬼
技:リーフストーム 蛇にらみ 宿り木の種 身代わり
記事にはしていないがS5から使用している子。キノガッサ牽制枠。初めは準速マンダ抜きで抑えていたが、最速カミツルギに三タテされたことを受け、麻痺でごまかすためにカミツルギ抜きまでSを伸ばした。
技はどれも外せずこれで確定。受け回し系のパーティーに滅法強く、有利対面でやどみがしているだけで勝手に相手が削れていった。
ただしこれは宿り木を当てればの話。リフストも含め、レートでは本当に命中率90%なのかってくらい外した。
決勝戦でリフストを外し、ギロチンで散った戦犯。グロスとの同速にも負けた。まあ戦犯とは言いつつ僕が相手にギロチンを7回も撃たせてしまったので、これだけ避けてくれたことはきちんと誉めてあげたい。
上記の運要素を除けばしっかり仕事をし、刺さっている構築も多かった。準優勝の立役者とも言える。
特性:砂起こし
安定と信頼の物理受け。バシャマンダグロスに対して明確に受け出しが利くため採用した。
技はクチートへ撃つ地震、サイクルのための怠けるとステロまでは確定。残り一枠は、最実ではジャローダと合わせてバトンパに強く出るために吹き飛ばし、りるおふではバトンパには当たらないだろうと踏んで欠伸にした。
ワンウェポンが地震なので、マンダランドカイリューに受け出しても打点がないため、こいつらとのラス1対面を作らないことを心がけた。
りるおふでは一度もバシャーモを選出されなかったので、基本的に電気の一貫を切ったり、マンダグロスに対して後投げしていくことが多かった。
テッカグヤ@食べ残し 慎重Hbd調整
特性:ビーストブースト
技:ヘビーボンバー 地震 宿り木の種 毒々
GTSでさ迷っていたところを拾ってあげた慎重テッカグヤ。テテフの一貫を切るための枠として採用。
ヘビーボンバーと宿り木は残飯型である以上確定。地震は構築で重たいヒードランに交換読みで撃つため採用、毒々は元々身代わりだった枠に試験的にいれたところ、上手くハマったのでそのまま採用した。
毒やどを見た時点でほぼ全員が守るか身代わりを読んで後ろに引いてくるため、毒か宿り木を連打してひたすら相手を削っていく。特に、毒々は全く想定されていないのか、HDマンダやクレセカバ、ポリゴン2などによく刺さった。
こいつもりるおふの決勝戦の舞台で、ギロチンを当てられて散った。繰り返しになるが7回撃たせてしまったので、それだけ避けてくれたことを誉めてあげたい。
ヒートロトム@ホノオZ 控えめHcs調整
特性:浮遊
技:オーバーヒート ボルトチェンジ めざめるパワー(氷) 毒々
このパーティーの潤滑油兼唯一のZ枠。ここまでで重たいメガ枠のマンダクチート、サイクルに強く出てくるテッカグヤや霊獣ボルトを牽制できる枠として採用した。
技はオバヒボルチェンめざ氷までは確定で、残り一枠はヒトムを起点にしてくる耐久マンダやロップが誘う耐久ポケモンに強く出るために毒々とした。実際マンダ相手には全てこのヒトムで相討ち以上に持ち込んでいる。
持ち物はパーティー全体に火力がなかったこと、Z枠が余っていたことからホノオZとした。
ホノオZを見た時点で毒の警戒が薄れ、逆に毒を見た時点でホノオZの警戒が薄れたりと、相手の意表を突く動きや立ち回りができた。
最実においてもりるおふにおいても、間違いなく一番頑張ったであろうこの構築の主役。とにかく刺さる構築が多く、こいつを大事にしながら立ち回ることを意識していた。
特にりるおふにおいて、当たったマンダ軸には全てこいつで勝ち、予選では抜けがかかった最終戦でガブにめざ氷急所を当てて突破、決勝トーナメントではグロスの思念を避けて勝ったりと、運要素の面でも本当によく頑張ってくれた。
りるおふではミミロップに続き、こいつのKPも1。この結果はかなり意外だった。
ゲンガー@ゲンガナイト 臆病hcS調整
特性:呪われボディ→影踏み
技:ヘドロ爆弾 10万ボルト 道連れ トリックルーム
おそらく誰も使わないであろう、本構築最大の地雷型。こちらにめちゃくちゃ刺さっているギャラドスを咎めるためにこのゲンガーが誕生した。
最実ではSを最速ゲッコウガ抜き、ある程度の耐久を確保して残りをCに回していたが、耐久調整が生きる場面がなかったため、役割対象のギャラドスの特化滝登りに対してメガ前の状態で一回だけ後投げが利くところまで耐久を落とし、コケコにワンチャンとるために最速、残りをCに振った。
ヘドロ爆弾はロップが呼ぶフェアリー勢に対する打点として必須、ゴースト技が必要なかったので上記の理由で10万ボルト、残りはSを上げてくる積みアタッカーに対する切り返しが可能な道連れトリルとした。
道連れトリルは択に勝てばリザXやメガギャラもほぼ無償で突破できる。単純に重たいポケモンを道連れにして、裏で詰めていく動きも強力だった。とにかく誤魔化せる範囲が広い。
最実では、唯一当たったギャラドスに後投げしたところ、滝登り急所で粉砕され撃沈。それを除けば安定して活躍してくれた。
りるおふでは、予選で初手のギャラドスを粉砕、裏から出てきたヘラクロスを道連れで処理と大活躍。正直予選で当たった中で一番辛い構築だったがeasy winできたのは良かった。
余談だが、絶対にこんな型誰も使わないと思っていたのに、りるおふの決勝戦で相手のメガゲンガーから10万がとんできたときは目玉飛び出るかと思った。
キツい相手
・カバリザY
基本的にリザYが受からない。HBリザだとロップでも相手ができないので辛い。正直降参レベル。
・バシャギャラ
初手にどちらが出てくるか読みきらないと勝てない。ゲンガーの道連れで持っていく相手を間違えた瞬間終わる。メガバシャ+ヒコウZギャラならまだ良いのだが、Zバシャ+メガギャラとかだと無理。
S6でレートを300溶かしたのはこの並びが爆発的に増えてしまったからだと思っている。
ドラン単体ならロップの膝で良いのだが、基本的に裏に引き先がいるので安定しない。カグヤクレセ対面を作って交換読みで地震を撃っていく必要がある。一度削れれば、カグヤは残飯ドランのマグストなら一発耐えるので地震で処理。これ以外に処理ルートがないので、リザドランとかされるとカグヤを出せずに詰む。
パーティーに火力がないのでキツい。ジャローダを先に展開するか、ゲンガーでブルドヒのどちらかをキャッチできればいけるが、誤ってドランとの対面を作ると引き先がヒートムしかいないので辛い、というかヒートムはドランに勝てないのでその状況を作った時点でほぼ負け。この手の構築は取り巻きにバンギがいることが多いので、ゲンガーを出しにくくなるのも辛い点。
単体ならジャローダが有利だが平気でギロチンを押してくるので、辛いというか嫌いなポケモン。大体取り巻きにゲンガーがいるので、対戦のときはキャッチされないように釣り交換のオンパレードになる。
・メガへラクロス
最速だった場合ヒートムも上をとられているため、ゲンガーの道連れしか処理方法がない。構築上切っているポケモン。
・剣舞ヒコウZランド、カイリュー
裏から出てくるタイプならなんとかなるのだが、初手に出てきて舞われた瞬間カバルドンでも受からなくなるのでキツい。たまにされて3ターンで降参とかしてた。
やめてくれ。
ー 戦績 ー
・S6シングル
最高1896 最終16xx
・最強実況者決定戦
6勝7敗 レート1503 56位(内2敗は回線切れ、1敗は反映されておらず6勝6敗扱い)
・第11回りるおふ!
予選:4-2 同率で三人並んだが直対でその二人に勝っていたので2位抜け
決勝:決勝戦で敗北、準優勝
(以下敬体)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
正直レートでも最実でも思うように結果が出せず、この構築は日の目を見ることなく解散かなと思っていたのですが、最後にポケモンオフで結果を出すことができ、今回のポケモンたちを「オフ会準優勝構築」としてきちんと供養できることを嬉しく思います。
当然優勝したかったですが、それは自分の実力不足として真摯に受け止め、この先の活動の糧としていきたいと思います。
残り期間少ないですが、サンムーン環境最後のレートも頑張りたいと思います。
Twitter: @Tora_poke10